大阪府泉大津市は、2026年10月24日(土)、泉大津市立条南小学校で体験型の防災訓練を開催します。体育館やグラウンドを活用し、避難所のモデルルーム展示や防災設備の実演、浸水した車両からの脱出講座、災害時の食事体験などを実施します。
訓練の目的は、避難所の「質」を高めることです。災害時には、プライバシーの確保や衛生環境、女性への配慮などが重要になります。また、備蓄品や設備を用意するだけでなく、いざというときに適切に使えるよう、日頃から操作方法や活用方法を知っておく必要があります。
南海トラフ地震や洪水などのリスクを抱える泉大津市では、市と地域住民が連携し、避難生活の負担を軽減するための実践的な訓練に取り組みます。市外の人も参加でき、防災初心者から家族連れまで幅広く学べる内容です。
学校体育館のスペースを活用し、間仕切りテントや授乳室、災害用トイレなどを配置した避難所モデルルームを展示します。避難スペースのレイアウトや設備の配置を実際に確認することで、プライバシーや生活環境に配慮した避難所づくりを考えます。
泉大津市ではこれまで、災害発生直後の避難所開設に重点を置いて訓練を重ねてきました。今回は、中長期的な避難所運営を見据え、体育館を最大限活用した空間づくりを検証します。
今回の訓練では、小学校区の自主防災組織が中心となって避難所を設営します。完成した避難スペースや更衣室などについても、組織のメンバーが来場者に説明します。
災害時の避難所運営には、多くの作業と多様な立場への配慮が求められます。市職員だけでなく、地域住民も主体的に関わることで、いざというときに地域が協力して避難所を運営できる体制づくりを目指します。
学校体育館には、停電に備えた非常用発電機や、避難者が家族などと連絡を取るための災害用特設公衆電話の回線が整備されています。しかし、設備があっても、操作方法や設置場所を知らなければ十分に活用できません。
訓練では、非常用発電機などの設備を実際に見て、使い方を確認します。間仕切りテントや自動ラップ式トイレ、マンホールトイレ、水循環型シャワーなど、避難所で役立つ資機材についても、備えるだけでなく使いこなすことの大切さを学びます。
近年、全国各地で豪雨や浸水被害が発生しており、運転中に車が水没し、車内に閉じ込められる危険性も指摘されています。国土交通省によると、2014年から2023年までの10年間で、土砂災害を含む水害は全国の市町村の97%で発生しました。都市部でも、下水道の処理能力を超える雨による浸水が起こる可能性があります。
こうした危険から命を守るため、当日は市消防署員による「浸水車両からの脱出講座」を開催します。エートス協同組合との訓練車両貸し出し等に関する協定に基づいて提供された車両を使用し、窓ガラスを破って脱出する方法などを実演。車内に閉じ込められた際の行動や、緊急時に必要な判断について学びます。
防災に関心を持つきっかけをつくるため、会場にはさまざまな体験型ブースが登場します。災害時に必要な知識や技能を、食事やものづくり、車両展示などを通じて学べます。
このほか、災害用トイレなどに関する展示も予定されています。さまざまな体験を通して、日頃の備えを見直す機会になりそうです。
日時:2026年10月24日(土)9時~正午頃
※一般来場者は10時20分から見学・参加できます。
会場:泉大津市立条南小学校(大阪府泉大津市宮町9-1)
対象:どなたでも参加可能。泉大津市民以外も来場できます。
主な参加団体:泉大津市危機管理課・消防署、市内自主防災組織、陸上自衛隊第37普通科連隊第4中隊、泉大津市消防団、泉大津国際交流協会、泉大津市社会福祉協議会、泉大津ライオンズクラブ、いずみそれいゆライオンズクラブ、NPO法人泉大津自主防災会、災害ボランティアセンター「防災女子部」など。
連携協力企業:エートス協同組合、株式会社川上自動車鈑金塗装、コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社
※一般来場者は10時20分から見学・参加できます。各プログラムの詳細や当日の案内は、泉大津市からの最新情報をご確認ください。
避難所の設備や備蓄品は、用意するだけでなく、必要なときに安全かつ適切に使えることが重要です。今回の訓練では、避難所の環境づくりから車両脱出、食事や応急救護まで、災害時に役立つ知識を実際に見て体験できます。
地域住民と行政が協力して防災への理解を深めるとともに、日常生活の中でできる備えを考える機会として、参加してみてはいかがでしょうか。
元記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000216.000146044.html