町田市は2025年7月13日(土)、多摩丘陵の自然と農の風景を次世代に引き継ぐ「小山田蓮田緑地(おやまだはすだりょくち)」を開園します。場所は多摩丘陵の西端、小山田町に位置し、貴重な里山や蓮田(はすだ)、農地といった多様な自然と農の環境が共存するエリアです。
この緑地は、町田市が進める「みどりの基本計画」に基づき、民有地を市が取得して保全・整備したもの。開園を通じて、失われつつある原風景や生物多様性の保全、市民の憩いの場の創出を目的としています。
小山田蓮田緑地の特徴は、都市近郊でありながら里山、雑木林、農地、蓮田といった多様な自然環境がまとまって残っている点です。園内には散策路やベンチなどが整備されており、自然観察や農の風景を楽しみながらゆったりと過ごすことができます。
また、環境教育のフィールドとしての活用も期待されており、四季折々の生きものや植物の観察、自然体験プログラムなどの展開も検討されています。
町田市ではこれまでも忠生公園や小野路公園といった自然を生かした緑地整備を進めてきましたが、小山田蓮田緑地は「農」との共生をテーマとした新たな挑戦となります。自然と人がつながり、未来に向けた持続可能な都市の緑地モデルとして注目されています。
緑地内では今後、地域住民や団体との連携による保全活動やイベント開催も予定されており、市民参加型での管理運営が期待されています。
所在地:東京都町田市小山田町
開園日:2025年7月13日(土)
主な施設:散策路、ベンチ、案内板、観察エリアなど
※駐車場はありません。公共交通機関や徒歩・自転車での来園を推奨しています。
元記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000698.000052170.html