メディアキットのつくりかた|新人広報のための実践マニュアル

2025/03/07

広報の仕事を始めたばかりだと、「メディアキットってなに?」という状態かもしれません。でも大丈夫!メディアキットは、簡単に言えば 「うちの会社をメディアに紹介するための資料セット」 です。

記者さんやインフルエンサーが 「この会社、面白そう!」 と思ったときに、すぐに使える情報がまとまっていると、取材や記事掲載のチャンスがぐっと増えます。この記事では、そんなメディアキットの作り方を シンプル&実践的 に解説していきます!

1. メディアキットってなに?

メディアキットは、企業の基本情報や商品・サービスの紹介、プレスリリース、画像データなどを ひとまとめにした資料 です。メディアの人が 「この会社について詳しく知りたい」 と思ったときに、すぐに役立つものを準備しておくのがポイントです。

メディアキットがあると、記者やインフルエンサーが企業の情報を探す手間を省けるため、 「手軽に記事にしやすい会社」 と思ってもらえます。また、企業側としても、伝えたい情報を整理しておくことで、一貫したブランドイメージを打ち出すことができます。

1-1 メディアキットが役立つシーン

メディアキットは、以下のようなシーンで役立ちます。

  • メディアから取材依頼が来たとき
  • 記者にプレスリリースを送るとき
  • インフルエンサーに商品を紹介するとき
  • 展示会やイベントで会社をPRするとき

特に 「うちの会社をもっと知ってほしい」 というタイミングでは、メディアキットがあることでスムーズに対応できます。また、記者にとっても 「企業の基本情報をすぐにチェックできるツール」 となるため、取材がスピーディーに進みやすくなります。


2. メディアキットに入れるべき基本情報

メディアキットには、以下の6つの情報を盛り込みましょう。これらを整えておけば、 どんなメディアにも対応しやすくなります。

2-1 会社概要

会社概要は、企業の基礎情報を整理したものです。記者がまず知りたいのは、 「この会社は何をしているのか?」 という点。以下の情報を分かりやすくまとめましょう。

  • 会社名(正式名称)
  • 設立年
  • 所在地
  • 代表者の名前と肩書き
  • 事業内容(シンプルに説明)
  • 企業のミッション・ビジョン

例えば、「○○株式会社は、○○の分野で業界をリードする企業です」といった簡潔な紹介文を入れると、記者にとって分かりやすくなります。また、 公式な表記 を明記することで、誤った情報が流れるのを防げます。

2-2 最新&過去のプレスリリース

企業の最新ニュースを伝えるために、 プレスリリースをまとめておく ことが大切です。特に以下の点を意識しましょう。

  • 最近のニュースや発表内容
  • これまでの重要なお知らせ
  • 受賞歴やメディア掲載実績

プレスリリースは 「この会社が最近どんな動きをしているのか?」 を伝える重要な要素です。メディアが企業の話題を取り上げる際の参考情報として活用されるため、 最新情報を常に更新しておく ことがポイントです。

2-3 商品・サービスの詳細

記者や読者が 「この会社の商品やサービスって何?」 と疑問に思ったときにすぐ分かるように、以下の情報を整理しましょう。

  • 提供する商品・サービスの概要
  • 主要な特徴や強み
  • 競合との差別化ポイント

「どこが特別なのか?」を明確に伝えることが重要です。例えば、 「当社の製品は業界最軽量」「唯一の○○機能を搭載」 など、ユニークな特徴を前面に出すと、記者も興味を持ちやすくなります。

2-4 企業のビジュアル素材(画像・ロゴなど)

メディアが記事を作成する際に 「すぐ使える素材があるか?」 は大事なポイント。以下のデータを用意しておきましょう。

  • 企業ロゴ(高解像度・透過PNG推奨)
  • 代表者のプロフィール写真
  • 商品・サービスの写真
  • 会社のオフィスや施設の画像

特に 高画質のロゴや写真を用意すること で、メディアがそのまま使用しやすくなります。記事に掲載しやすい素材を提供することで、企業の露出機会が増えます。

2-5 代表者&広報担当者のプロフィール&連絡先

メディアが取材を申し込む際に、 「誰に連絡をすればいいのか?」 を明確にしておきましょう。

  • 代表者の経歴やプロフィール
  • 広報担当者の氏名・メールアドレス・電話番号
  • SNSやLinkedInのアカウント(必要に応じて)

連絡先を明記することで、 取材依頼がスムーズに進む ようになります。

2-6 SNSやウェブサイトの情報

メディアが企業の最新情報をチェックできるよう、以下をまとめておきます。

  • 公式サイトのURL
  • 公式SNS(Twitter, Instagram, YouTubeなど)
  • 企業ブログやニュースページ

SNSアカウントを記載することで、 「この会社の雰囲気や動向をもっと知りたい」 と思った記者がフォローしやすくなります。


この6つの情報をそろえておけば、 「この会社のことを知りたい!」 というメディアの期待に応えられるメディアキットが完成します。

3. メディアキットの作成手順

3-1 目的を明確にする

メディアキットを作る前に、まず 「誰にどのように使ってもらいたいのか?」 をはっきりさせましょう。ターゲットによって内容やフォーマットが変わるため、目的を明確にすることが重要です。

  • 記者向け:企業情報やニュース性のあるコンテンツを充実させる
  • インフルエンサー向け:商品の特徴やビジュアル要素を重視
  • 投資家向け:財務情報やビジネスモデルをしっかり説明

誰に向けたものなのかを明確にすると、必要な情報が整理しやすくなります。

3-2 必要な情報を集める

メディアキットに含めるべき情報をリストアップし、社内の関係部署と連携して必要な資料やデータを集めます。特に以下の情報は早めに用意しましょう。

  • 会社の基本情報(ミッション・ビジョン・沿革)
  • 主要な商品やサービスの詳細(特徴・ターゲット・競合比較)
  • 高品質なビジュアル素材(ロゴ、代表者写真、商品画像など)
  • 過去のプレスリリースやメディア掲載情報
  • 問い合わせ先の明記(広報担当者の連絡先)

これらの情報をしっかり整理しておくことで、メディアが使いやすいキットになります。

3-3 フォーマットを決める

メディアキットの形式には、いくつかの選択肢があります。それぞれの特徴を理解し、自社に合ったフォーマットを選びましょう。

  • PDF形式
    • メール添付やダウンロードがしやすい
    • デザインを固定できるため、意図したレイアウトで届けられる
  • ウェブページ形式
    • 企業サイト内に「メディアキット」ページを作成する
    • 最新情報を簡単に更新できる
    • SEO対策にもなる
  • クラウドストレージ(Google Drive, Dropbox など)
    • 画像や動画を含め、簡単に共有可能
    • 編集や更新がしやすい

どの形式にするかは、ターゲットと運用のしやすさを考えて決めましょう。

3-4 デザイン&レイアウトを整える

メディアキットは 「見やすさ」 が重要です。情報が詰まっていても、読みづらければ使ってもらえません。以下のポイントを意識してデザインを整えましょう。

  • フォントとカラーを統一する(企業のブランドカラーを活用)
  • 適切な余白をとり、スッキリと整理する
  • 画像やアイコンを活用し、視覚的に伝える
  • PDFの場合は目次をつけ、すぐに情報にアクセスできるようにする

シンプルでわかりやすいレイアウトを心がけることで、メディアにとって使いやすい資料になります。

3-5 最適な配布方法を考える

作成したメディアキットを、どのように配布するかも重要です。以下の方法を組み合わせて活用しましょう。

  • 企業ウェブサイトに掲載
    • 「メディア向け情報」として、ダウンロード可能なページを用意
  • メールで送付
    • プレスリリースと一緒に添付する
    • 記者やメディアリストに直接送る
  • クラウドストレージで共有
    • Google DriveやDropboxにアップロードし、リンクを送る
    • 常に最新の情報に更新しやすい

配布方法を工夫することで、メディアが必要なときにすぐにアクセスできるようになります。

4. メディアキットの活用方法

4-1 メディアへのアプローチ方法

メディアキットを作ったら、積極的に活用しましょう。記者やメディア関係者へアプローチする際に、以下の方法を試してみてください。

  • プレスリリースと一緒に送る
    • 新商品発表や企業のニュースと合わせてメディアに提供
  • 個別に連絡を取る
    • 記者やインフルエンサーに「この情報が役立つかもしれません」と伝える
  • イベントや展示会で活用
    • QRコードを用意し、メディアキットをダウンロードできるようにする

4-2 メディア掲載のための工夫

メディアに取り上げてもらうためには、単に情報を送るだけでなく、記事にしやすい工夫が必要です。

  • ストーリー性を持たせる
    • 企業の背景や社会的意義を強調
  • 競合との差別化ポイントを明確に
    • 「他社とどう違うのか?」を強調

4-3 SNSとの連携

メディア掲載された記事を最大限に活用するために、SNSでの拡散も忘れずに。

  • 公式TwitterやInstagramでシェア
  • LinkedInで業界関係者にも情報を届ける
  • YouTubeやブログと連携して、詳細な解説を発信

このように、メディアキットはただ作るだけでなく、戦略的に活用することが大切です。

5. メディアキットの更新と改善

5-1 定期的な情報更新の重要性

メディアキットは一度作成したら終わりではなく、 定期的に更新 することが重要です。企業の情報は日々変化するため、最新の状態を保つことで、記者やメディアに正確な情報を提供できます。

更新のタイミング

  • 新商品や新サービスを発表したとき
  • 会社のロゴやブランドメッセージが変わったとき
  • 重要なニュースや業績の変化があったとき
  • 代表者が交代したとき

最低でも 半年に一度はメディアキットを見直す ようにしましょう。

5-2 メディアのフィードバックを活かす

メディア関係者にメディアキットを提供した際に、 「どの情報が役に立ったか?」「もっと欲しい情報はあるか?」 などのフィードバックをもらいましょう。具体的には、以下のような方法があります。

  • 取材後に記者へ感想を尋ねる
  • メディアとのやり取りの中で改善点を探る
  • SNSやウェブサイトの問い合わせフォームを活用

メディアのニーズに合わせて、より使いやすいメディアキットへと改善していくことが大切です。

5-3 分析と改善のPDCA

メディアキットをより効果的に活用するために、PDCAサイクル(Plan, Do, Check, Act)を回して改善を続けましょう。

  1. Plan(計画):どのメディアにアプローチするか、どんな内容を強化するか計画を立てる
  2. Do(実行):メディアキットを活用し、配布・共有する
  3. Check(評価):どのメディアにどれくらい活用されたか、反応を分析する
  4. Act(改善):フィードバックをもとに、内容をブラッシュアップする

このサイクルを回すことで、 よりメディアに響くメディアキット に仕上げることができます。


おわりに

メディアキットは、 企業の広報活動を支える重要なツール です。新人広報担当者にとっても、 「会社の情報を整理し、効果的に伝える力」 を鍛える絶好の機会になります。

最初から完璧なものを作る必要はありません。まずはシンプルに 「誰に・何を・どのように伝えるか?」 を意識しながら作成し、運用を続けていきましょう。

最後に、メディアキットを活用することで、企業の認知度向上やメディア掲載の機会が増えることを実感できるはずです。 継続的な更新と改善 を意識して、 「この会社、取材しやすい!」 と思われるメディアキットを目指していきましょう!

著者:muun管理者

PRメディアmuunは、最新のニュースやトレンド、ビジネスの洞察を提供する情報発信プラットフォームです。当編集部は、業界経験豊富なライターと編集者が集まり、読者にとって有益で信頼性の高いコンテンツをお届けします。私たちは、ビジネス界の動向やマーケティング戦略、新技術の紹介など、多岐にわたるテーマをカバーし、読者の知識と理解を深めることを使命としています。皆様のビジネス成功に貢献できる情報を発信し続けます。

  • X
  • Facebook
  • LINE