和歌山城天守閣で学生・若手起業家が競う「和歌山城ピッチコンテスト」開催

2025/02/25

一般社団法人EO ALL KANSAIは、2025年2月16日(日)に和歌山城天守閣および和歌山城ホールにて、「和歌山城ピッチコンテスト」を開催しました。このイベントは、和歌山県を「起業率日本一」にすることを目指し、和歌山県の全面協力のもと実施されました。学生や若手起業家が集い、ビジネスアイデアを競い合う場となりました。

WIB(和歌山イノベーションベース)について

「WIB」は、和歌山県を「日本一起業率の高い県」にすることを目指して設立された、和歌山にゆかりのある起業家・経営者の集まりです。「事業成長を加速させ、和歌山から日本・世界を熱くする」というビジョンのもと、2022年に設立されました。世界最大規模の起業家団体「EO(Entrepreneurs’ Organization)」の大阪支部「EO Osaka」と連携し、和歌山の経営者や起業予定者に学びと成長の機会を提供しています。

イベント開催の背景

地方の過疎化や東京への人口一極集中が深刻化する中、政府は「地方創生」を重要政策として掲げています。しかし、若者や女性が地方を離れる主な理由の一つに「就業機会の少なさ」があり、地域での多様な就業機会の創出が求められています。WIBは、「今こそ地方創生のラストチャンス」と捉え、若者に「起業」という選択肢を伝えるため、アクセラレーションプログラムなどの学びの機会を提供しています。今回のピッチコンテストもその一環として開催されました。

イベント当日の様子

  1. トークセッション約200名が参加したイベントは、岸本周平 和歌山県知事、尾花正啓 和歌山市長、株式会社タカショーデジテックの古澤良祐社長、株式会社トイトマの山中哲男社長、BABY JOB株式会社の上野公嗣社長によるトークセッションから始まりました。「和歌山を起業率ナンバーワンにするために」をテーマに、ベンチャー企業が新技術の実証実験を行う場の必要性や、失敗を許容し価値とする文化の重要性などが議論されました。
  2. ドローンショートークセッション後、屋外でドローンショーが行われました。和歌山城を背景に、300機のドローンが夕焼けの空に「wakayamaから世界を熱くする」というメッセージを描き出し、観客を魅了しました。
  3. 和歌山城天守閣でのピッチコンテスト(決勝)予選を勝ち抜いた6名の起業家が、和歌山城天守閣で事業内容をプレゼンテーションしました。参加者は以下の通りです。
    • 智辯学園和歌山高等学校:青木梨衣奈・青木大和氏
      • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)患者の体位療法をサポートする器具を開発。
    • 和歌山県立紀北農芸高校:城向ゆら氏
      • 地元の規格外の柿を活用したそうめんやジャムを開発。
    • 神戸大学:竹内悠人氏
      • アトピー性皮膚炎に悩む小学生向けに、かゆみを抑える緑茶染めインナーシャツを開発。
    • 近畿大学:越智健心氏
      • 地方建設業の3代目として、インフラ維持管理の内業を自動化するプラットフォーム「2ndStar」で建設DXを推進。
    • コングラント株式会社:佐藤正隆氏
      • NPOの寄付集めに必要な機能を備えたデジタル・ファンドレイジングシステムを提供。
    • 株式会社With Midwife:岸畑聖月氏
      • 従業員の健康とライフイベントのSOSを早期に察知するアプリ「THE CARE」を開発。

審査結果

厳正な審査の結果、以下の通り受賞者が決定しました。

EO Osakaについて

「EO Osaka」は、世界の起業家によって形成された国際的な非営利組織「EO」の日本における2つ目の支部として、2010年7月に大阪で設立されました。関西を拠点とする131名の起業

家・経営者が参加し、経営者同士が切磋琢磨しながら成長できる環境を提供しています。EO Osakaでは、定期的なフォーラムやイベントを通じて、ビジネスの課題を共有し、新たな視点やアイデアを得る機会を提供しています。

また、今回の「和歌山城ピッチコンテスト」は、EO Osakaのメンバーが支援し、和歌山の起業文化を醸成するための取り組みの一環として開催されました。今後も、和歌山を中心に関西地域の起業家支援を強化し、さらなる地域活性化に貢献していきます。


今後の展望とWIBの取り組み

WIBは、今後も和歌山県の起業支援に注力し、以下のような取り組みを実施していく予定です。

これらの活動を通じて、和歌山県内の起業家支援を強化し、県内外の若手起業家が挑戦しやすい環境を整えていきます。


イベントを終えて

「和歌山城ピッチコンテスト」は、和歌山県を「起業率日本一」にするための大きな一歩となりました。学生や若手起業家が堂々と自身のビジネスアイデアを発表し、審査員からのフィードバックを得ることで、今後の成長につながる貴重な機会となりました。

また、和歌山城天守閣での決勝戦というユニークなシチュエーションが、起業家たちの挑戦をより印象的なものにしました。今後もこのようなイベントを通じて、和歌山県の起業文化を育み、多くの若手起業家がチャレンジできる環境を整えていくことが期待されます。


お問い合わせ・詳細情報

イベントの詳細については、元記事 「和歌山城ピッチコンテスト開催!未来の起業家が和歌山城天守閣で熱いプレゼン」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000108870.html)をご覧ください。


著者:muun編集部

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