徳島県南の「樵木林業」が日本農業遺産に認定—地域と共に未来を築く

2025/02/13

株式会社四国の右下木の会社(本社:徳島県海部郡美波町、代表取締役:吉田基晴)は、徳島県南部の官民連携による「樵木林業」が日本農業遺産に認定されたことをお知らせします。この認定は、「とくしま樵木林業推進協議会」が申請した「みなみ阿波の樵木林業システム—照葉樹林に育まれた里山、里海の物語—」が評価されたものです。当社は、この協議会の一員として、樵木林業の再興と地域振興に努めてまいります。

日本農業遺産とは

日本農業遺産は、世代を超えて継承され、社会や環境に適応しながら発展してきた伝統的な農林水産業と、それに関連する文化、景観、生物多様性などが一体となった地域を、農林水産大臣が認定する制度です。地域固有の農林業の価値を未来へ継承することを目的としています。

株式会社四国の右下木の会社の取り組み

当社は2021年の設立以来、徳島県や地域自治体と連携し、樵木林業の再興に取り組んでいます。燃料革命以降放置され、荒廃が進んだ里山照葉樹林の再生・保全を推進し、得られた原木を活用した「樵木備長炭」や「樵木薪」の製造・販売を行っています。森林資源の有効活用と産業化を進めることで、持続可能な地域経済の発展に貢献しています。

また、炭窯の規格統一やIoTクラウドを活用した製炭システムの開発により、従来の製炭技術を数値化・可視化することに成功しました。林業と製炭業が分業化する現代において、山づくりから製品の製造・販売、ブランド化、地域産業化、環境保全に至るまでを一貫して行う「林業六次産業化モデル」を確立。他地域にも適用可能な新たな手法として、地域資源の最大活用と持続可能な発展を実現するモデルを提案しています。

今後の展望

日本農業遺産の認定を機に、当社は樵木林業の価値をさらに広め、全国各地への展開を目指します。里山の価値や環境回復の重要性が高まる中、地域と共に、徳島県が誇る樵木林業の発展に寄与してまいります。

伝統技術と最先端技術を融合させた樵木林業や薪炭産業を、持続可能な森林管理の新たなモデルとして進化させ、社会全体に広めることを目指し、今後も尽力してまいります。

代表取締役 吉田基晴のコメント

「このたび、地域伝統の樵木林業が日本農業遺産に認定されたことを大変嬉しく思います。当社は、樵木林業が持つ環境保全性能と高い生産性に着目し、その発展と全国への拡大を目指して創業しました。今後も、先人の知恵と伝統技術を大切にしながら、省力化やデータ活用を通じた林業の近代化に取り組み、持続可能な里山林業の未来を築いていきます。」

会社概要

元記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000130014.html

著者:muun編集部

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