生活クラブ事業連合生活協同組合連合会(本部:東京都新宿区、会長:村上彰一、以下「生活クラブ」)は、たまエンパワー株式会社(本社:東京都多摩市、代表取締役社長:山川勇一郎)および東京、神奈川、埼玉、千葉の生活クラブと共同で、ソーラーシェアリングを活用した持続可能な地域社会の構築を目指し、新会社を設立しました。
新会社が所有する発電所の建設資金の一部を調達するため、2025年1月6日からクラウドファンディングを開始し、約2週間で第1期の目標額である300万円を達成しました。これを受け、事業の安定性と継続性を考慮し、1月20日から第2期のクラウドファンディングを開始しています。このプロジェクトでは、農業、観光、教育の機能を備えた新しい形の発電所を建設し、地域社会の活性化を図ります。
クラウドファンディングの背景
かつて基幹産業であった農業の衰退や人口減少などの課題を、ソーラーシェアリングで解決するためにクラウドファンディングを実施しています。農業の衰退や地域の過疎化は日本各地で共通の課題であり、本事業のプロセスやノウハウを他地域と共有し、課題解決に役立てることを目指しています。また、多くの人々の参加と共感を募り、緩やかな連帯を構築することを目指しています。
クラウドファンディング第2期について
本事業は、固定価格買取制度(FIT)に依存せずに進めています。そのため、再生可能エネルギー100%の電気として売電が可能ですが、売電価格の変動や売電先の開拓などの課題も存在します。第1期の目標額300万円では不十分であるため、事業の安定性と継続性を考慮し、第2期の目標も300万円と設定し、計600万円の資金調達を目指しています。
クラウドファンディング概要
新発電所で発電した電気は、株式会社生活クラブエナジーを通じて非化石価値付きの電気として生活クラブでんき契約者(東京電力管内)へ供給されます。また、太陽光パネルの下ではレモン、いちじく、生食用ぶどうなどの作付けを計画しています。生活クラブとたまエンパワーが協力し、日本のエネルギーと食の未来づくりに取り組んでいます。
プロジェクトのポイント
生活クラブは、組合員数約42万人の21都道府県、33の地域生協で組織される生活協同組合であり、生産から廃棄に至るまで安全や健康に配慮した品物の共同購入活動を通じ、持続可能な生活スタイルを実践しています。また、ワーカーズ・コレクティブの設立を通じ、地域に必要な事業を創出しています。意志ある生産者などと協力し、循環と共生の輪を広げる「ローカルSDGs」を推進し、食、エネルギー、福祉を自給し循環させるサステイナブルな社会の実現を目指しています。
生活クラブ
PRTIMES元記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000674.000002456.html