ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役会長CEO:落合陽一、代表取締役社長COO:村上泰一郎)は、独自の音声アルゴリズムとAIを活用したリアルタイムコミュニケーション可視化サービス「VUEVO(ビューボ)」を、東京・四谷の「坊主バー」に提供し、訪日観光客との多言語コミュニケーションを支援します。これにより、僧侶による法話をリアルタイムで翻訳し、外国人来店者に日本の心を伝える手段を提供します。
「坊主バー」は、僧侶が経営するユニークなバーで、近年の訪日観光客増加に伴い、外国人来店者が連日訪れています。2024年には、中国や台湾からの来店者が全体の8割を超える状況です。しかし、僧侶たちは英語以外の言語でのコミュニケーションに課題を感じており、特に1日2回行われる法要時の法話を外国人客に伝えることが難しい状況でした。
「VUEVO™」は、リアルタイムで音声をテキスト化し、多言語翻訳を行うサービスです。「VUEVO Display」は、ディスプレイ上に翻訳結果を表示し、対面でのコミュニケーションを円滑にします。これらの技術を活用し、「坊主バー」では法話の内容をリアルタイムで多言語に翻訳し、訪日観光客に提供します。来店者はスマートフォンでQRコードを読み取り、希望する言語で法話の内容を閲覧できます。また、カウンターには「VUEVO Display」を設置し、僧侶と訪日観光客とのコミュニケーションをサポートします。
「坊主バー」オーナーの藤岡善信氏は、「北米やヨーロッパ、特に中国や台湾からのお客様が連日来店されています。法話を多言語で伝えられず、もどかしく思っていました。今回、先端技術を活用することで、より多くの方々に法話を聞いていただけるようになり、大変感謝しています」と述べています。
実際にサービスを利用した台湾からの訪日観光客は、「お経の内容は台湾のものと同じですが、法話の部分で大まかな意味を理解でき、とても素晴らしいと感じました。専門的な用語の翻訳には課題がありますが、この場に主体的に参加できる楽しさを提供してくれ、とても良い体験でした」と感想を述べています。
「VUEVO™」は、独自開発のワイヤレスマイクと専用アプリケーションを用いて、聴覚障がいや聞こえにくさがある人と聴者のコミュニケーションをスムーズにするサービスです。360°全方向から音声を集音し、発話者の方向を特定、複数名の同時発話も「誰が」「何を」話しているかリアルタイムに表示します。また、23カ国語対応のリアルタイム翻訳機能や、ChatGPTを活用した要約自動生成、議事録作成にも活用できます。
「VUEVO Display」は、「VUEVO」で培った技術と多言語翻訳機能、透明ディスプレイを組み合わせ、会話の字幕をリアルタイムで透明ディスプレイの両面に表示します。これにより、聴覚障がい者や難聴者との会話、外国語での会話においても、相手のジェスチャーや表情を見ながら自然な対面コミュニケーションを実現します。
ピクシーダストテクノロジーズは、計算機科学と音や光を自在に操る独自の波動制御技術を融合し、デジタルネイチャーの到来を見据えています。現在、ヘルスケア&ダイバーシティ領域と、ワークスペース&デジタルトランスフォーメーション領域の2つの主要な領域に重点を置き、製品を展開しています。急速に進化するコンピュータと生物の身体の進化の差を調停し、生活により良い価値を生み出し続けます。
「坊主バー」の詳細は以下の通りです。
店名:坊主バー
住所:東京都新宿区荒木町6 AGビル2F
営業時間:19時~25時
定休日:日・月祝日
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社の詳細は以下の通りです。
商号:ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
会社設立:2017年5月
代表取締役:落合 陽一、村上 泰一郎
所在地:東京都中央区八重洲二丁目2番1号
URL:https://pixiedusttech.com/
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