宮崎県日南市の小規模農家を支援する新たな取り組みが始まりました。地域の小さなお弁当屋「崎村商店」が、農家からの野菜買い取りと産直所までの配達代行サービスを展開。高齢化による農業の廃業が懸念される中、地域の“ラストワンマイル”を埋める役割を担っています。
「崎村商店」は、2024年11月に事業承継マッチング「ネオツグ」を通じて第三者承継を実現しました。新たなオーナーのもとで再スタートを切り、事業承継後の売上は約4倍に増加。地元のお弁当屋としての役割を超え、地域経済の活性化に寄与しています。
崎村商店は、日南市内の小規模農家からの依頼を受けて、野菜の買取と配達を行っています。初めは1件だった依頼が、現在では3件に広がり、今後も増加が見込まれます。また、高齢者向け宅食サービスの需要が増え、配達数は200%の増加を記録。地域社会の多様なニーズに応えることで、地元の生活を支える存在として成長を続けています。
今回の成功を受けて、ネオツグは地方における第三者承継モデルのさらなる普及を目指しています。今後は地域おこし協力隊制度を活用し、地方での新たな挑戦をする人材とのマッチングを強化。全国の自治体に向けて、地域活性化に貢献する新しい承継の形を提案していきます。
関連URL:
株式会社ネオツグ URL:https://neotsugu.jp/
PRTIMES元記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000153079.html