2025年5月18日、第31回星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソンが開催されました。エントリー数は2,988名、当日出走者は2,681名、そのうち完走者は1,756名で、完走率は65.5%でした。この大会は、標高1,000mを超える高地を舞台に行われ、累積標高は2,000mを超える過酷さから「野辺山を制する者はウルトラを制す」と言われています。
今年の大会では、「国立天文台 野辺山宇宙電波観測所」を通過する新ルートが追加され、コースはさらにドラマティックに進化しました。ランナーたちは距離を超え、自然と対話しながら自らの限界に挑みました。
男子100kmでは、昨年2位の野本浩礼選手が8時間03分12秒で優勝し、悲願の初優勝を果たしました。女子では、初挑戦の渥美莉紗子選手が9時間25分32秒でフィニッシュし、初優勝の快挙を達成しました。
25歳以下を対象にした「U25部門」が新設され、参加費が20%割引となりました。これにより、59名の若いランナーたちが参加し、ウルトラマラソンの魅力を体感しました。
5月17日には「野辺山キラキラ☆ちびっこマラソン」が雨で中止となりましたが、代わりに特別なプログラムが行われ、会場は笑顔でいっぱいに。さらに「うるとらフェスティバル」も開催され、ランニングコーチやお笑い芸人によるイベントで会場は盛り上がりました。
20回完走の証「ユプシロン」を手にしたランナーは22名となり、10回完走者には「デカフォレスト」が贈られ、累計322名が認定されました。この称号は、野辺山を走り続けた者だけが手にできる誇りです。
100km男子は野本浩礼選手、女子は渥美莉紗子選手が優勝。68km男子は大畑匡孝選手、女子は杉原有美選手。42km男子は葛窪千晴選手、女子は栗山章子選手がそれぞれ優勝しました。
大会結果はこちら: 大会ホームページ
公式サイト: ランナーズ・ウェルネス公式サイト
元記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000158930.html