プロ野球選手の折れたバットを再利用したクラフトビール、11月30日より提供開始

2024/11/15

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2024年11月15日、株式会社ヤッホーブルーイングは、北海道北広島市の「エスコンフィールドHOKKAIDO」内にあるクラフトビール醸造レストラン「そらとしば by よなよなエール」にて、新製品「そらとしば シーズナル10(ウッドエイジドビール)」の提供を11月30日(土)より開始すると発表しました。このビールは、北海道日本ハムファイターズの選手6名が使用していた折れたバットを原料として使用しており、日本初の試みとなります。

折れたバットのアップサイクルによるビール製造

日本のプロ野球や大学野球の公式戦では、年間約10万本以上の木製バットが使用されています。これらのバットは、SDGsの観点からも資源の循環利用が求められており、箸や箸置きなどへの再利用が進められています。しかし、プロ野球で使用されたバットを原料にビールを製造する試みは日本初となります。「そらとしば by よなよなエール」では、アリエル・マルティネス選手、郡司裕也選手、田宮裕涼選手、松本剛選手、水野達稀選手、野村佑希選手の6名が使用していた破損したバットを譲り受け、ビールの原材料として活用しています。

ファンと共に行うバットの加工

10月19日(土)には、「選手の折れたバットをビールに!?そらとしば×ファイターズファンでクラフトビールをつくろうプロジェクト」と題し、ファイターズファンと共にバットの加工を行いました。約400名の応募者の中から選ばれた参加者が、実際に選手が使用していたバットを手に取り、のこぎりやナタを使って汚れや塗装を落とす作業を行いました。

水蒸気蒸留による香りの抽出

加工した木材からは、水蒸気蒸留を用いて「芳香蒸留水」を抽出し、ビールに添加しています。これにより、バットに使用される木材から効率的に香りを引き出すことが可能となりました。さらに、木の香りを楽しんでもらうために、別途オークチップも漬け込んでいます。

バットの端材の再利用

香りを抽出した後の木材や切り落とした端材は、キーホルダーとしてリメイクされました。11月30日(土)から12月15日(日)までの期間中、SNSキャンペーン「#来年のそらとしばバットビール」を実施し、次にバットを使ってほしい選手名を投稿した方の中から抽選で20名にオリジナルキーホルダーがプレゼントされます。また、加工時に切り落としたグリップ部分は、ビールサーバーのタップハンドルとして店舗で使用される予定です。

ビールの特徴とペアリング

「そらとしば シーズナル10」は、ブラウンエールをベースに、バットの芳香蒸留水とウイスキーオークチップを加えたウッドエイジドビールです。ウイスキーオークチップ由来のバニラや洋酒、バターのような香りと、モルト由来のナッツのような香りが調和し、軽快ながらも複雑な味わいが特徴です。おすすめのペアリングは「牛カルビのプルコギロールピザ」で、ビールの苦味がプルコギの甘辛いタレとチーズの甘味を引き立てます。

担当ブルワーのコメント

担当ブルワーの村田稀水氏は、「オークチップ由来の甘くて重厚な香りと、モルトのクリスピーな香りがバランスよく調和するよう工夫しました。軽快ながらも複雑さのある味わいと共に、2024年シーズンのファイターズの活躍を振り返り、余韻を感じてもらえたら嬉しいです」と述べています。

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著者:muun編集部

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