仙台・東北の社会起業家支援プログラム「TOHOKU SOCIAL IMPACT BOOSTER」、成果発表会で大賞2名を表彰

2025/02/13

株式会社ボーダレス・ジャパン(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:田口一成)と仙台市は、東北地域の社会起業家を支援するプログラム「TOHOKU SOCIAL IMPACT BOOSTER(SIBプログラム)」の成果発表イベント「TOHOKU SOCIAL INNOVATION SUMMIT 2025」を、2025年2月11日(火・祝)に仙台市の仙臺緑彩館 交流体験ホールで開催しました。

このイベントでは、仙台市が主催する2つのアクセラレーションプログラム、「TOHOKU Social Impact Accelerator ビジョンコース」(一般社団法人IMPACT Foundation Japan運営)と「TOHOKU SOCIAL IMPACT BOOSTER」(株式会社ボーダレス・ジャパン運営)の採択者9名が、二部構成で事業ピッチを行いました。厳正な審査の結果、Saccora Share Global株式会社の石頭悦氏と、株式会社グリーディーの浜出理加氏の2名が、SIBプログラムにおける大賞を受賞しました。

イベント概要

イベントのハイライト

オープニングキーノートでは、株式会社Ridilover代表の安部敏樹氏が登壇し、社会課題解決の視点やイノベーションの可能性について基調講演を行いました。会場からはリアルタイムで多くの質問が寄せられ、社会課題解決への関心の高さがうかがえるセッションとなりました。

SIBプログラム採択者による事業ピッチ

1. Saccora Share Global株式会社(岩手県滝沢市)石頭 悦氏

  • テーマ: 「裂き織」が紡ぐ循環と共生の未来ビジョン
  • 概要: 岩手の伝統技術「裂き織」を活かし、障がい者と社会をつなぐ「ダイバーシティファブリック」を提案。オニツカタイガーやsnowpeakとのコラボレーション実績や、豪華客船の客室インテリアへの採用など、多方面での展開を紹介しました。

2. 株式会社いちたす(宮城県仙台市)大窪 由衣氏

  • テーマ: 大人の余裕が子どもの笑顔をつくる
  • 概要: 保育園経営者向けの事務専門人材派遣サービス「じむぱす」を発表。経営者が専門的な書類業務から解放され、保育の質向上に専念できる環境を提供する新サービスです。

3. 株式会社みんなのベース(青森県三戸郡階上町)河原木 俊幸氏

  • テーマ: 障がい者雇用で地域貢献を実現する新しいCSRのかたち
  • 概要: 軽度の精神障がい者向けの住まい提供事業を展開する中で、高齢者支援サービス「テツダウ」を提案。地域企業と高齢者をつなぐ「共同組合」を構築し、障がい者の雇用機会を創出するモデルを紹介しました。

4. 株式会社グリーディー(宮城県仙台市)浜出 理加氏

  • テーマ: 女性×地域資源の可能性-「天然回帰」が生み出す未来-
  • 概要: 地域資源を活用したアロマブランド「天然回帰」を展開。未利用の天然資源を再利用し、「女性の雇用創出」と「地域資源の再生」を両立するビジネスモデルを構築しています。

5. 株式会社Pallet(宮城県仙台市)羽山 暁子氏

  • テーマ: 地域で生きる女性があっぱれ!に働ける社会へ
  • 概要: 人事組織コンサルタント事業を行う中で、女性のリスキリングを通じたスキル向上と、そのスキルを活かして中小企業の人事機能をサポートする「スクラムワーク」の仕組みを提案。

社会課題の解決を目指す起業家たちが、それぞれのビジョンを持って事業を展開していることが強く感じられるイベントとなりました。今後もSIBプログラムを通じて、東北から新たな社会イノベーションを生み出す支援を続けていきます。

東北の社会起業家が集結!「TOHOKU SOCIAL IMPACT BOOSTER」成果発表イベントで大賞2名が決定

著者:muun編集部

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