奈良公園で約40年ぶりに公共ゴミ箱を設置!IoTスマートゴミ箱「SmaGO」奈良公園バスターミナルにて実証実験開始

2025/01/24

株式会社フォーステック(本社:東京都千代田区大手町、代表取締役社長:竹村陽平)は、2025年1月10日、奈良公園前バスターミナルにてIoTスマートゴミ箱「SmaGO」を屋内外の2箇所、計6台設置しました。

実証実験の概要

背景

奈良県では、インバウンド需要の回復に伴い、奈良公園とその周辺だけでも年間1,000万人以上の観光客が訪れています。人流の増加で賑わう一方、シカの誤食防止のため公的なゴミ箱を設置しておらず、ゴミの持ち帰りを原則としてきました。しかし、公共スペースへのゴミの投棄やポイ捨てが課題となっており、日々の清掃やボランティアによる回収活動で対応してきました。これらの課題を解決するため、約40年ぶりに公共のゴミ箱としてIoTスマートゴミ箱「SmaGO」を設置し、効果検証を行う実証実験を開始しました。

シカの保護

奈良公園では、食べ物の匂いが付着したプラスチックゴミをシカが誤食する問題があり、死亡したシカの胃からプラスチックゴミが見つかるケースが67%に上ります。一頭の胃から見つかったプラスチックゴミは最大で4.3kgに達することもあります。この問題を受け、ゴミ箱正面には「シカを、ポイ捨てゴミによる誤食から守ろう」というメッセージを配したデザインを採用し、人々の行動変容を促し、シカの誤食を減少させる効果が期待されています。

SmaGOとは

株式会社フォーステックが展開する、地球環境に配慮したIoTを活用したスマートゴミ箱です。ソーラーパネルによる太陽光発電・蓄電機能を備え、溜まったゴミを約1/5に自動圧縮します。また、通信機能によりゴミの集積状況を把握でき、効率的なゴミの回収作業が可能です。これらの機能により、テクノロジーを循環する力に変え、持続可能な街づくりを実現します。

今後の展開

本実証実験の結果を踏まえ、ゴミの蓄積や回収の実態を可視化し、業務のスマート化を進めます。これにより、ゴミ回収に係るコストの削減や人手不足の解消を支援していきます。今後の展開を総合的に判断し、方針や設置場所を奈良県と共に検討していく予定です。


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著者:muun編集部

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