つくば市で障がい者の生活自立支援に向けた医療MaaS実証実験を開始

2025/01/17

つくば市、筑波大学、つくばスマートシティ協議会、関東鉄道、今川商事、日立製作所から構成される「つくばハンズフリーチケッティング共同事業体」は、2025年1月22日から、障がい者の生活自立支援と安全安心な地方公共交通利用の促進を目的とした医療MaaS実証実験を開始します。

実証実験の概要

本実証では、つくば市の医療・健康支援施設に通う障がい者を対象に、ハンズフリーチケッティングサービスを活用し、公共交通機関を利用した安全安心な移動を実現します。これにより、ご家族の送迎負担の軽減と利用者の安全確保を両立し、利用履歴に基づく料金決済や割引適用により、地方公共交通の利便性向上を目指します。

実施期間

2025年1月22日(水)、1月25日(土)、1月29日(水)、2月12日(水)の計4日間。

参加者

筑波大学の澤江准教授が代表を務める、知的障害・発達障害のある若者向けに余暇活動・スポーツ活動を支援する団体「MDC会員」のうち、本実証への参加に同意いただいた方。

対象の公共交通機関

関東鉄道が運行する路線バス。

実証対象の移動範囲

参加者の自宅最寄りのバス停から筑波大学附属病院の健康・スポーツ科学センター「WIT」までの往復(バス停からWITまでの公道等を含む)。

実証の流れ

参加者は最寄りのバス停からWITに移動する際、整理券の発券やICカードのタッチをせずに乗車できます。実証実験参加者であることの確認のため、バス降車時とWIT利用時にスマートフォンアプリの画面を提示することで、バスの乗車とWIT利用の事後決済が可能になります。往復でバスを利用した場合、WIT利用料の引き落とし時に割引が自動適用されます。また、参加者のご家族やWIT職員は、参加者のスマートフォンの無線装置(ビーコン)の受信データに基づき、リアルタイムで移動位置を確認できるため、離れている場所からでも安心して見守りが可能です。

各事業者の役割

今後の展開

本実証の成果を踏まえ、本事業体はハンズフリー乗車・決済の対象となる施設やサービス、および移動手段となる公共交通機関を拡大し、利便性の高い交通サービスの実装を目指します。今後も、地方公共交通の利用促進により、必要なとき、必要な場所へあらゆる移動手段を提供する社会の実現に向けて、産官学連携で各施策を推進していきます。

お問い合わせ先

つくばハンズフリーチケッティング共同事業体 問い合わせ窓口
担当:中山、大垣
TEL:029-883-1111(内線6278)
E-mail:sts04@city.tsukuba.lg.jp

公式リリース:https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2025/01/0117.html
PRTIMES元記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000427.000067590.html

著者:muun編集部

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