株式会社電通デジタル（本社：東京都港区、代表取締役社長執行役員：瀧本恒）は、NPO法人八王子視覚障害者福祉協会（所在地：東京都八王子市、理事長：宮川純）と共同で、ハプティクス（触覚伝達）技術を活用した新しいアート鑑賞イベント「ENTOUCHABLE MUSEUM -超さわれる美術館-」を開催します。このイベントは、2024年12月20日（金）から12月22日（日）までの3日間、東京ミッドタウン日比谷「BASE Q HALL 1」にて行われます。

本イベントでは、東京大学大学院新領域創成科学研究科篠田・牧野研究室が開発した超音波ハプティクス技術を使用し、視覚障害者とともに全身でアート作品を体感できる展示を行います。例えば、「モナリザ」と握手ができる展示や、音声触覚変換デバイスを用いて「関ケ原合戦図屏風」の絵に近づけることで、武士の声や鉄砲の音、作戦の内容などを感じられる展示など、世界の有名絵画5作品を予定しています。

日本では、視覚障害の身体障害者手帳所持者数が約27.3万人に上るとされています（厚生労働省「令和4年生活のしづらさなどに関する調査」より）。このような状況を受け、視覚だけでなく、身体全体でアートを楽しむ新しい方法を提案するため、「ENTOUCHABLE MUSEUM -超さわれる美術館-」を企画しました。視覚障害者と一緒にアートを楽しめる世界の実現に向けて取り組んでいます。

全作品において、触覚と聴覚による体験拡張により、体験者同士の対話を促し、視覚による鑑賞体験だけでは気がつかないような作品要素の発見にもつなげます。視覚障害者だけでなく、誰もがよりアートの世界観に接触・没入・感動できることを目指します。

電通デジタルは、デジタルテクノロジーとクリエイティブを活用し、さまざまな社会課題の解決に取り組む「ソーシャルプロジェクト」を実施しており、本件もその活動の一つです。今後も、AIなどデジタルテクノロジーを用いたクリエイティブの創造と新しいサービスの開発・提供を通し、さまざまな課題解決に貢献してまいります。
https://www.dentsudigital.co.jp/

---

「ENTOUCHABLE MUSEUM -超さわれる美術館-」概要

• 名称：ENTOUCHABLE MUSEUM -超さわれる美術館-
• 場所：東京ミッドタウン日比谷6階「BASE Q HALL 1」（東京都千代田区有楽町1-1-2）
• 日時：2024年12月20日（金）15:00～19:00
  　　　2024年12月21日（土）12:00～19:00
  　　　2024年12月22日（日）12:00～17:00
  　　　※日によって開催時間が異なります。ご注意ください。
• 主催：NPO法人八王子視覚障害者福祉協会、株式会社電通デジタル
• 特別協力：三井不動産株式会社
• パートナー：東京大学大学院新領域創成科学研究科篠田・牧野研究室、ソーダコミュニケーションズ、東北新社
• 展示作品：
  ➀超音波ハプティクス技術を用いて、握手ができる「モナリザ」
  ②音声触覚変換デバイスを用いて、風と雷を感じられる「風神雷神図屏風」
  ③音声触覚変換デバイスを用いて、戦いの音や登場人物の声などを感じられる「関ケ原合戦図屏風」
  ④音声触覚変換デバイスにより、水が流れる様子や草木の揺れを表現する「下野黒髪山きりふりの滝」
  ⑤音声触覚変換デバイスを当てると、絵画上の出来事を感じられる「グランド・ジャット島の日曜日の午後」
  ※展示作品は変更になる可能性があります。
• 特設サイトURL：https://entouchable-museum-event.peatix.com/view
  ※事前予約は本URLよりお申し込みください。
  ※イベント参加は２人１組の参加が必須。各回先着で事前登録が必要です。
  ※視覚に障害がない方でも参加可能です。

元記事URL：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000112.000121065.html