AIと遠隔医療事務で算定漏れを防ぐ「レセフルAI」実証実験が始動

2026/06/10

AIと人の力で医療事務の課題解決へ

ドットエフ株式会社は、医療法人社団メディーノ しおや消化器内科クリニックと連携し、AIと遠隔の熟練医療事務がレセプト業務を支援する新サービス「レセフルAI」の実証実験を開始しました。

本サービスは、クリニックが抱える「算定漏れによる収益損失」と「医療事務人材不足」という課題に対応するため、AIと専門人材を組み合わせた医療AI BPaaSとして開発されています。

見えない利益損失となる算定漏れが課題

診療報酬の算定は医療機関の収益を左右する重要な業務ですが、知識や経験が特定のベテラン医療事務に依存しやすく、人材の確保や育成が難しい状況が続いています。

その結果、本来請求できる診療報酬が算定されない「算定漏れ」が発生し、医療機関の利益が失われるケースも少なくありません。

今後さらに医療事務人材の不足が進むと予想される中、この課題への対応が求められています。

レセフルAIの特徴

レセプト業務は、診療後に行う「算定業務」と、月末月初に実施する「請求業務」の2つに大別されます。

従来の代行サービスは請求業務を中心に支援するケースが一般的でしたが、レセフルAIはAIによるリアルタイムの算定チェックと、遠隔の熟練医療事務による確認・修正・請求対応を組み合わせることで、両方の工程を一気通貫でサポートします。

これにより、クリニックは経験豊富な医療事務スタッフを追加で雇用したような体制を構築でき、日々の業務負担軽減と収益改善を目指せます。

AIがベテラン医療事務の知識を現場に提供

レセフルAIでは、厚生労働省の告示や通知をもとに、算定の可否を出典付きで提示する機能を搭載しています。

現場スタッフはリアルタイムで必要な算定情報を確認できるため、経験の差による判断のばらつきを抑えられます。

また、2年ごとに実施される診療報酬改定にもデータ更新で対応し、最新のルールに基づいた運用を支援します。

実証実験で検証するポイント

今回の実証実験では、以下の項目について検証が行われます。

・AIと遠隔医療事務の連携による算定精度向上

・算定漏れ防止による収益改善効果

・レセプト業務における現場負担の軽減

実証結果については、今後あらためて公表される予定です。

しおや消化器内科クリニックの期待

しおや消化器内科クリニックの理事長である塩屋雄史氏は、算定業務や医療事務人材の確保にかかる負担は小さくなく、AI活用は合理的な選択肢になり得るとコメントしています。

また、AIと経験豊富な医療事務の知見を組み合わせたレセフルAIによって、医療機関が診療に専念できる環境づくりが進むことに期待を寄せています。

医療機関の「利益を作る」インフラを目指す

ドットエフは、単なる業務効率化やコスト削減ではなく、医療機関が本来得られるべき収益を確保し、経営基盤を支えることを目標としています。

テクノロジーと専門人材を組み合わせることで、医療従事者が安心して診療に集中できる環境づくりを推進していく方針です。

関連URL

レセフルAI サービスサイト:https://dot-f.jp/reseful/
ドットエフ株式会社:https://dot-f.jp/

元記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000174286.html

著者:muun編集部

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