TSP太陽株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:池澤嘉悟)は、2024年11月6日に和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで開催された「ドリームデイ・アット・ザ・ズー2024」に協賛し、イベントで使用された廃材を再利用したアートワークショップを実施しました。この取り組みは、SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」に基づき、障がいを持つ子どもたちとその家族約50名が参加し、廃材を用いて自由なアート作品を制作しました。
背景と目的
TSP太陽は、持続可能な企業活動を通じて社会・環境・経済に貢献することを目指しています。「ドリームデイ・アット・ザ・ズー」は、障がいのある子どもとその家族が安心して動物園を楽しめるよう企画された国際的なプログラムであり、その理念がSDGs目標10「人や国の不平等をなくそう」に通じることから、同社は昨年に続き協賛しました。イベントや施工で使用された廃材や備品は、通常はイベント終了後に撤去されますが、まだ使用可能なものが多くあります。そこで、SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」を追求し、参加者に新たな画材を購入することなく、余った廃材を用いてアート作品を創造してもらうことで、廃棄物削減とCO2削減を目指しました。
ワークショップの内容
イベント当日は、全国から882組3,656名のゲストが参加し、パンダなどの動物とのふれあいやアトラクション、限定の出展ブースを楽しみました。TSP太陽のブースでは、昨年に引き続き「膜アート」を実施し、障がいを持つ子どもやその家族約50名が参加しました。グループ企業の太陽工業でイベント制作や建築物の施工後に余った資材をキャンバスとして活用し、TSP太陽がイベント現場で使用したペンなどを画材として再利用するサステイナブルな取り組みです。座るのが難しい子どもには立ったまま描けるようにカットした膜やテーブルを用意するなどのサポートを行い、兄弟姉妹も自由にお絵描きを楽しみました。大きなキャンバスにのびのびと絵を描く子どもの姿を見て、保護者も笑顔になっていました。余った廃材に落書きしたり、折り曲げて立体的にしたりすることで、新たな価値を創出しました。
作品の展示と今後の展開
今年は「膜アート」を制作するだけでなく、被災地である能登半島に所在するグループ会社、株式会社太陽テント北陸本社に展示しました。TSP太陽は、令和6年能登半島地震発生後、タオルやマスクなどの支援物資やクライアントから託された物資を速やかに現地に届け、災害時のサポートや継続した復興支援を行っています。参加者が創った「膜アート」をハトメ加工し、工場内に展示・活用しています。今後、能登の各地で展示する機会も創出していきます。
TSP太陽株式会社について
TSP太陽は、設立69周年を迎える、コンサルティングからイベント制作まで、感動の場を創造するプロフェッショナル集団です。1970年の大阪万博から、国際的なビッグイベントをはじめとする様々なイベントの制作に携わってきました。イベントコンサルティング会社として、事前収支計画からクリエイティブデザイン制作・建築設計・施工・運営までのトータルソリューションを提供しています。近年では、豊富なイベント制作経験を活かし、高齢者や障がい者などのダイバーシティへの取り組みを積極的にサポートしています。
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