醤油づくりの記憶を迎える風景に残す、小豆島の一棟貸し宿「お屋敷ステイ 幸」

2026/01/08

玄関アプローチに残る、醤油の重石が語る歴史

小豆島リトリーツ株式会社(香川県小豆郡小豆島町、代表取締役:加藤直樹)が運営する一棟貸し宿「お屋敷ステイ 幸(こう)」では、玄関へと続く石畳のアプローチに、かつて醤油づくりで使われていた重石が静かに並んでいます。

これらの石は単なる庭石ではなく、醤油を搾る際に圧力をかけるために用いられていた「働く道具」であり、この邸宅が醤油の名家であったことを今に伝える象徴的な存在です。

「働く道具」から「迎える風景」へ

玄関アプローチに並ぶ大小さまざまな重石は、表面の欠けや丸み、質感に長年の仕事の痕跡を残しています。仕込みと搾りを繰り返してきた年月が、そのまま石に刻まれています。

宿の再生にあたり、重石を撤去して整然とした石畳にする案もありましたが、「ここを歩くたびに、この家の歴史や昔の仕事に思いを巡らせてほしい」という想いから、あえて当時の姿を残す選択がなされました。

滞在体験の一部として設計されたアプローチ

玄関アプローチは、宿泊客が必ず通る「非日常への入り口」です。車を降り、荷物を手に、重石の横を一歩ずつ進む時間は、単なる通路ではなく、この家が歩んできた時間の上を辿る体験として位置づけられています。

夜になると足元の灯りに照らされ、重石は昼間とは異なる表情を見せます。かつては家業を支えた道具だった石が、今では家族旅行や2~3世代での滞在を静かに見守る存在となっています。

古いものを「飾り」にしない再生の考え方

お屋敷ステイ 幸の再生において大切にしているのは、「古いものをただ残す」のではなく、意味を持ったまま使い続けることです。重石も単なる装飾ではなく、醤油づくりの歴史や、元オーナーが守ってきた家業への誇りを伝える存在として配置されています。

宿内の案内では、重石の役割や、この家で営まれていた醤油づくりについても紹介しており、滞在を通して土地の背景を知るきっかけを提供しています。こうした小さな物語の積み重ねが、小豆島ならではの「島時間」を味わう滞在価値を高めています。

お屋敷ステイ 幸について

収容人数:定員9名(客室4室、リビング、ダイニングキッチン)
設備:半露天風呂、サウナ、蔵BAR、月見台、日本庭園、自家菜園
料金目安:平日2名 77,100円~(税込、3名以上は1名ごと15,000円追加)
住所:香川県小豆郡小豆島町苗羽甲1476
公式サイト:https://oyashiki-stay.com

元記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000171836.html

著者:muun編集部

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